糖尿病教室:『年末年始の過ごし方』

今回の糖尿病教室は、「年末年始の過ごし方」です。

平成が終わり、令和という新しい時代が始まりました。皆様の“平成”はいかがだったでしょうか?そして、新しい時代“令和”に何を思うでしょうか。

今回の糖尿病教室は、例年通り、「年末年始の過ごし方」を取り上げました。年々、「お節は元旦だけ」「そんなに普段と変わらない」という方もいれば、「お餅は1回に5個は食べるよ」「寝正月は相変わらずだよ」という方もいらっしゃいます。

この時期は、一年のなかで血糖値が乱れやすい時期と言われています。昨年を振り返りながら、血糖コントロールを乱さないよう心がけたいですね。糖尿病教室ではそのポイントを取り上げました。

透析導入の原疾患第一位である糖尿病は、近年その増加に歯止めがかかっています。これは、定期的な通院と皆様が気をつけている成果だと思います。私たちは、これからも皆様に役立つ糖尿病教室を開催していきたいと思っています。

皆様にとって良い年になりますよう、お祈り致します。

糖尿病教室:『災害にそなえる』

今回の糖尿病教室は、「災害にそなえる」です。

今、大規模地震、集中豪雨などの自然災害がさまざまな地域で起きています。

あってほしくはありませんが、“普段からの備えが大事”ということはよく分かっていても、いざ備えるとなると「少し面倒くさい」「具体的にわからない」「費用がかかる」という気持ちも少なからず起きますね。

しかし、もしもの時に“自分の命を守るのは自分”。

阪神・淡路大震災新潟県中越沖地震東日本大震災熊本地震と大規模災害のなかで、実際にそれを経験した患者様や医療スタッフの体験から「これが必要、これが大事、こうしておくことが良かった。」ということもわかってきています。

被災したなかで、治療を続けるのは大変なことですが、大災害の教訓を活かし、災害時にも治療を中断することのないように、内服薬やインスリンの予備を持つ、糖尿病連携手帳やお薬手帳の携帯の必要性、その携帯方法を中心に情報をご提供いたします。

糖尿病教室:『健康と糖尿病の食事の話し 第二弾』

今回の糖尿病教室は、前回の「健康と糖尿病の食事の話し」の第二弾です。

年代を問わず知っておいて欲しい“食事の基本”と“糖尿病食事療法のポイント”を少し掘り下げ、前者では食事の多様性を実行するための方法、後者では炭水化物、特に糖質を具体的に取り上げました。

今や糖質は、あらゆるところで注目を浴びています。その点では、糖質という言葉は身近なものとなりました。“糖質は摂らなければ良いのか”と考えたくもなりますが、身体には必要な栄養素です。その種類や量を知ることや、自分が食べている量を把握することが血糖コントロールの役に立ちます。その為にも今回は基本を知り、現在の食事を振り返っていただく内容となっています。

糖尿病教室:『健康と糖尿病の食事の話し』

今回の糖尿病教室は「健康と糖尿病の食事の話し」というテーマで行います。

「食事はバランス良く」とは言われますが、毎日、毎食のことなので、時には、とにかく作る、食べるが優先されてしまうこともあると思います。また、偏った食事が続くと、食べているのに栄養不足という心配も起きます。そこで年代を問わず、ここは知っておいて欲しい、実行して頂きたいことを、食事の基本(栄養素、食品群、役割など)とともにポイントを紹介しています。

「私たちのからだは食べ物で作られている。からだは壮大な化学工場」とも例えられます。日頃、私たちが食事(糖質)と血糖値についてばかりをお伝えしがちになることを反省しつつ、基本に立ち戻り、皆様に、より健康になって頂くための食生活を考えるきっかけとなるよう教室の内容を考えました。頭の片隅において、折に触れ思いだして下さればと思います。

また、併せて“年末年始の食事のポイント”も例年通り取りあげています。「もう知ってるよ。」「もう何度も読んだよ。」という方もおられると思いますが、“温故知新”でご一読下さい。

今年は、災害、猛暑とこれまで体験したことのないような事態が続きました。被災された方々には心からお見舞い申し上げます。

来年は猪突猛進、干支も一廻りする最後の年。皆様にとって良い一年になりますようにお祈り致します。

糖尿病教室:『熱中症対策と水分補給』

今回の糖尿病教室は「熱中症対策と水分補給」をテーマに開催しています。
 
今年は梅雨明けも早く、身体がまだ暑さに慣れていない上に連日の猛暑と、例年にもまして脱水や熱中症に対する注意が必要となっています。
「今まで、熱中症になったことがないからなら大丈夫。」「私は暑さには強いから。」は禁物です。

教室の内容は、“適切な水分補給”についてと“食事の工夫”についてふれています。
糖尿病の方や高齢者は熱中症になるリスクが高いといえます。意識して、喉が渇く前にこまめな水分補給、水分や塩分の供給源だけでなく、猛暑に負けない体力をつける為にも食事はバランス良く食べるようにしていきましょう。

昨年の熱中症による救急搬送の資料(消防庁)によると、熱中症の発生場所は、意外にも“住居”が最も多くなっています。夕方以降もなかなか気温は下がらず、寝苦しい夜が続きます。無理をせずに、冷房や扇風機などを利用し、気象情報やニュースにも目を向け、自覚症状がなくても「暑さ」を意識し、対策をして、この夏を乗り切りましょう。

糖尿病教室:『骨粗鬆症と糖尿病』

今回の糖尿病教室は、前回の「整形外科疾患〜糖尿病を意識して〜」の続きである「骨粗鬆症と糖尿病」というテーマで行います。骨粗鬆症の原因は多様ですが、糖尿病もその一つと考えられるようになりました。

骨粗鬆症の定義が現在のものになったのは、1991年コペンハーゲンで開催された骨粗鬆症コンセンサス会議でのことで、「骨粗鬆症とは、低骨量と骨組織の微細構造の異常を特徴とし、骨の脆弱性が増大し骨折の危険性が増加(増大)する疾患である」と定義されています。

骨粗鬆症は、長寿化に伴い、閉経後の女性に多いことが知られていますが、高齢男性にも多く認められるようになりました。高齢者に多いためか、骨の老化現象と捉えられ、治療は不要だと思われていたのもさほど昔のことではなく、治療に至っては、近年ようやく積極的になった分野です。

骨粗鬆症で多い椎体骨折は、知らないうちに生じていることがあります。一方、大腿骨近位部の骨粗鬆症は、転んだことにより容易に骨折を起こしやすく、その後のQOL(生活の質)を損ねてしまいます。驚くことに、死亡率まで上がるといわれ、骨折による死亡率は乳がんに匹敵します。また、2型糖尿病では、糖尿病ではない人と比較すると2.2倍、なかでもインスリン使用者では3.4倍、骨折率が高まるといわれています。

骨粗鬆症も放っておいてはいけない病気として受けとめ、糖尿病と同時に診ていくことが必要です。皆様と一緒に、予防のための食事と運動についても考えながら、たとえ転んでも骨折しない丈夫な骨を目指したいと思います。

糖尿病教室:『ロコモと筋骨格系の病気』 ・・・糖尿病を意識して・・・

糖尿病がある方は、肥満、高血圧、認知症、がん等になりやすいことは、既に勉強してきたとおりです。この状態に、加齢、運動不足、食生活の乱れが加わると、正常な筋骨格系も痛みやすく、ロコモティブシンドローム(以下ロコモと省略)、サルコペニア、身体的フレイルの悪循環へと進行し、要介護状態へつながります。

加齢現象そのものを防ぐことはできませんが、進行を遅らせて健康寿命を延ばすことはできるようです。サルコペニア(加齢性筋肉減少症)は、30歳代から始まるといわれていますので、若い頃から運動習慣をつけるようにすることが大切です。しかし、実際は腰痛や関節痛でお悩みの患者様が多いことも実情です。

今回の糖尿病教室では、ロコモへならないように筋骨格系の病気を知り、動かしても良い身体の条件や対策を学びたいと思います。

待合室には、ロコモテストやロコモ体操のパンフレットを用意しました。また、ロコモ体操の映像も流しております。さらに、スタッフはロコモ体操を勉強しましたので、直接お教えすることもできます。ぜひ、お声かけください。

今回も患者様方と糖尿病との関連を意識しながら考えたいと思います。